23日、元男性営業社員が2005~12年、顧客1人から計1億700万円をだまし取っていたと発表した。保険契約を担保に生保会社からお金を借りる「契約者貸付金」や、契約を解約することで受け取れる解約返戻金の制度を悪用していたという。
同社によると、手続きの申込書に無断で顧客名の署名や押印をしたり、顧客名義の銀行口座を勝手に開設して振込先にしたりして、お金をだまし取っていたとみられるという。被害に遭ったお金は、同社が顧客に返金する予定という。
現在、社内で元社員の詳しい手口や同様の事案がほかにないかを調べている。