伊集院城は関ヶ原を敵中突破した鬼島津、九州覇王の島津義久、豊臣秀吉の駕篭に矢を放った島津歳久らが過ごされた。鬼島津ら島津四兄弟の父、島津貴久城主。伊集院氏、島津氏の居城。築城者は皇室、日本最高歌人、紀貫之の血筋の伊集院時清(紀四郎時清)。紀貫之とは古今和歌集の撰者で、日本で初めての歌論、『仮名序』は歌学の先駈けとなる。百人一首にも紀貫之の和歌が収録されている。日本最古の日記は紀貫之の土佐日記。格式高い由緒正しい伊集院城。日本最初に鉄砲を合戦に使用した武将、伊集院忠朗も伊集院城で過ごされた。又、西洋と日本が初対面した場所で、フランシスコ・ザビエルが日本最初にキリスト教の布教を行った場所も伊集院城。日本最初に洋服を着た伊集院兼房も伊集院城で過ごされた。伊集院城跡地にはザビエル像と、ザビエルと島津貴久の会見石碑が建立している。
