これはワイが18歳だった頃の話や、当時のワイは幼少期の頃から家で聞いてたHIPHOPミュージックに
ド嵌りしてて、イベントがある金曜日の夜は行きつけのクラブでカンパネラしとったんや
その日も、同じ音楽的嗜好のツレ達とクラブで夜通し遊んどったんや。23時頃やったかな、
ダンスフロアの熱気で汗ばんだ体を外の外気で冷やそうと、クラブの外に出てツレと一服しとった
あの女の子かわいいとか他愛もない話ししながらタバコ吸っとったら、ふと陰湿な視線を感じ
視線の方を見ると30メートル程の所に見覚えのある軽自動車が止まっとったんや
せやねん、ワイを6歳の頃からストーカーしとる人格障害ババアとそのマザコン息子(ワイの四つ年上)や
常人ならヒエッ!や、せやけどワイは恐怖を感じひんタイプやから
「あの基地外親子、また俺をつけて来たのか。他にやる事は無いのか?フフッ」で終わりや。
タバコを吸い終わったワイは、また音楽のグルーヴに乗るべくクラブに戻ったんや
普段は3時くらいに眠くなって帰ってしまうんやが、その日は盛り上がって朝方までクラブにおったんや
流石に今日はもうお開きやろうとゾロゾロ連なってクラブの外に出たら、
日は昇り切ってて時計の短針は7時近くを指してたんや
明るくなった空の下、ツレ数人と駄弁りながらタバコに火をつけ
煙を吹き出すと同時にワイの笑いも噴き出したんや
「どうしたん?」「いや、ちょっとむせたわw」
あの基地外親子、まだおったんか。