クラスターのキャバクラ、感染者１人増え８人に
読売新聞 / 2021年1月11日 14時17分
熊本市が新型コロナウイルス対策本部会議で医療非常事態宣言発令を決めた１０日、熊本県は、感染が判明し、入院中だった山鹿市の男性（９０歳代）が８日に死亡したと発表した。県内の死者は計３３人となったが、年末以降、重症化リスクの高い高齢者の死者が増えている。
１０日午後４時時点の新規感染者数は男女６０人（１０歳未満〜１００歳代）。クラスター（感染集団）関連では、熊本市中央区のキャバクラ「ｅｘｅ ＫＵＭＡＭＯＴＯ（エグゼ クマモト）」が１人増の計８人、宇城市の接待を伴う飲食店「Ｐｅａｃｈ Ｔｒｅｅ ２ 熊本松橋店」が１人増の計９人となった。
また、宇城総合病院（宇城市）は１人増の計１２人、特別養護老人ホームの「あいさと」（山鹿市）で６人増の計３８人、同じく特養の「桜の丘」（甲佐町）で５人増の計２８人で、クラスター関連の感染増加も目立っている。
一方、ＮＴＴドコモのモバイル空間統計によると、１都３県に緊急事態宣言が出されて初の週末となった９日の熊本市中心部（通町筋）の人出は感染拡大前と比べ２９・４％減だったが、４月より減少幅は縮小した。
