大雨の宮崎で避難勧告 牛30頭が土砂に巻き込まれる
2011年6月20日12時23分
梅雨前線の影響で、九州・山口は20日午前も激しい雨に見舞われた。宮崎県都城市では霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)の噴火による火山灰が土石流を起こす恐れがあるとして、市北西部の1148世帯2523人に避難勧告を出した。九州新幹線も運休や遅れが出た。
都城市によると、20日午前9時すぎに同市夏尾町で1時間に30ミリ超の雨を観測した。このため、市は午前9時半過ぎ、市北西部に避難勧告を出し、5カ所に避難所を設置した。
同県小林市野尻町三ケ野山では、19日の大雨の影響で、畜産農家の牛舎裏の土手が崩れ、飼育中の牛約350頭のうち約30頭が土砂に巻き込まれて死んだ。