「セーラー服姿を見て欲しくて泗水グラウンドの掲示板で告知したのが最初でした」
重い口を開くのは熊本市北区の楓さん(仮名)
しかし期待していたような出会いは一度もなかったと言う
「セーラー服を身につけた私を見て欲しくて、それで告知したんです、そのためにデケえリボンとツルハシを用意したんですよ」
「セーラー服姿を見て欲しいと言うことですが、楓さんはメイク道具持ってるんですか?」
取材班がそう尋ねると楓さんは自信満々にこう答えた
「メイク道具は持っていませんが、セーラー服を着れば女みたいに見えるんですよ」
しかし、その自信を裏切るように出会いのない現実が楓さんを待ち受けていた
なぜ良い出会いに恵まれないのか?
楓さんは不思議そうに首を傾げる
武蔵塚で汚い女装子をたくさん見てきたと語る楓さんは、女らしい容姿なら地毛ツインテールの私は汚い女装子たちに負けない自信がある、と力強く付け加えもしたのだが
先の見通せない国際情勢のなか、いまだ経済大国にある日本
しかし解決策のない少子化や低下してゆくばかりの技術力に、いったいいつまで日本は競争力を保てるのか
根拠のない自信と慢心
我々取材班は楓さんの瞳の奥に将来の日本を重ねてしまうのだ
NHKスペシャル夏の特番、
【首下男たちの出会い】はNHK総合で明日午後9時から
どうぞお楽しみに