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「日本の規制当局は間違っている」 英原子力専門家、トリチウム水の安全基準は時代遅れと主張

福島第一原子力発電所から出る低濃度のトリチウムを含む処理水の海洋放出を開始した。日本政府は健康や環境への被害はないと説明しているが、これに真っ向から反論する科学者もいる。英原子力専門家のクリストファー・バズビー氏はトリチウム水の安全基準は時代遅れで、純粋な放射線被ばく量とは別の危険性を考慮していないと語った。

バズビー氏は低線量放射線被ばくの研究者で、英アルスター大学の客員教授や市民団体「欧州放射線リスク委員会」の科学担当委員を務めている。同委員会やバズビー氏は基本的には反原発の立場で放射線被ばくの悪影響を訴えているが、その主張に対する反論や批判もあがっていることに注意されたい。また、バズビー氏は事故があった福島第一原発の処理水に限らず、そもそも原発から出るトリチウム水が危険だと主張していることにも留意する必要がある。

汚染水と処理水
まずは処理水についておさらいする。事故後の原子炉の冷却に使用した水は、放射性物質で汚染される。この「汚染水」をALPS (高度液体処理システム)で浄化し、約62種類の放射性物質を取り除いたものがいわゆる「処理水」だ。だが、ALPSでは放射性核種であるトリチウムの除去はできない。トリチウムの濃度を国際的な基準より低い数値にまで薄めた水を、約30年かけて海洋に放出するのが政府と東電が進めている計画となっている。

線量基準だけで安全とはいえない?
日本政府や国際原子力機関は、トリチウム水の放出は「問題なく、健康や環境への影響はない」と評価しているが、バズビー氏は「そうではない」と反論する。

「トリチウムはとても興味深い物質だ。確かに放射能は非常に弱く、放射線量の観点ではほとんど健康への影響は及ぼさない。だから規制当局にとっては都合がいい。だが、崩壊したトリチウムはヘリウム3に変わる。体内に容易に侵入するトリチウムがこの変化によって、遺伝子損傷を引き起こす」

規制当局は海や川への放出は安全だと主張する。だが、バズビー氏は「『吸収線量』の概念を使用した安全評価は非科学的で不誠実だ。これは不適切な規制によって引き起こされたガンによる数億人の死亡といった巨大公衆衛生スキャンダルの根源となっている」と主張する。


[ 匿名さん ]
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