市販薬で症状を抑えた人が感染を蔓延させています。また市販薬が症状を悪化させています。市販薬が、新型コロナを重症化させてしまう可能性は「十分ある」「たとえば、咳止め薬です。体は、咳をすることで痰を出し、ウイルスが肺に入るのを防いでいるのです。それを無理やり止めると、肺炎になる可能性が高まります。「新型コロナによる症状自体は、多くの患者さんは “薬を使っても” 治ります。たとえば解熱剤。一時的には熱が下がって楽になります でも、解熱剤を使用すると、治るまでの期間は長くなってしまうんです。強い咳止め薬は、副交感神経をブロックしてしまいます。すると、ウイルスなどの異物と戦うためのリンパ球が、リンパ節から出られなくなる。当然、免疫力が落ちて、感染症が悪化する可能性が高まります」
