被害者一人じゃないしね
集団強姦致傷の罪に問われた男(31)の裁判員裁判 朝日
集団強姦致傷などの罪に問われた天童市成生の元運転手、清野浩二被告（３１）の 裁判員裁判が山形地裁であった。
矢数裁判長は「被害者らが味わった恐怖心は大きく、 犯行が地域社会に与えた不安感も看過できない」
いずれの犯行も計画的で悪質としたうえで、「車に連れ込もうとして暴行を加えたり、 実際にわいせつ行為に及んだりしたのは被告だけで、果たした役割は大きい」と指摘。
一方で、被害者に被害弁償金の支払いを申し出たことや、反省の言葉を述べていることなど、考慮すべき事情もあるとした。
被害者参加制度で被害者側の代理人を務めた遠藤弁護士は、「賠償金の支払い提示が有利な情状とされたが、支払いを拒否した被害者もいる。」と話した。
判決によると清野被告は２００５年１０月、女子高生を車に連れ込み強姦して負傷させた。
さらに仲間と共謀し、２０１１年５月には強姦目的で女子高生を車に連れ込もうとし、同年６月には別の女子高生を車に連れ込んで強姦しけがを負わせ、現金４万２千円を窃盗。
同年８月には天童市内の民家から女子高生の体操服を盗むなどした。
