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💬 雑談全国


No.768629
合計:
#985
>>984
行列を眺める江戸庶民の心情は、どうだったのだろう。

江戸の町民が罪を犯した場合、市中引き回しの上、打ち首獄門や磔、火あぶり、遠島、追放等々の様々の刑が科せられる。江戸の刑罰は見せしめパ
フォーマンスの意味合いが強いから、特に死罪などの重罪は、江戸の誰もが何度も目にしているはずだ。
その目の先に、犯罪者を裁く主体の徳川権力の侍、与力や同心がいる。奉行はその場にお出まししないが、もちろん彼らの親分は町奉行であり、その
また大親分は徳川の将軍様である。

しかし、江戸の庶民は、おっかない侍たちを、睨みつけたりはしないだろう。たとえ裁いた主体が彼らでも、庶民の憤懣が彼ら権力に向かわぬよう、
刑罰を実際に執行する身分、穢夕や非入に向かうように、パフォーマンス劇は仕組まれている。かつてはそのように解釈されていた。庶民の不満を、
被差別民を差別することで、「俺たちよりもっと下がいる」と思わせてガス抜きするというやつだ。


[ 匿名さん ]
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