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🥋 バーチャファイター総合


No.1515510
合計:
#130
ゲームは只の娯楽で、仕事が優先だったし、やれる仕事も増えて、忙しくなって来た頃だったから残業も増えていた。
休日は身体を休める為に自宅で過ごす事が多くなり、自然とバーチャをやる機会は減っていて、A子の事もいつの間にか忘れていた。
その日は、納品が迫ってる自分が任された製品が遅れていて、残業して行くと、そう上司の熟練工に告げると
『ワシが仕上げとくから、先に上がって』と言われた。
俺が渋い顔をすると、これまた困った顔をして、
『若い内は遊んでおかないといかんよ、ほらバチャとかいうゲームが流行っているんだろう?』と背中を叩かれる。

東十条ジャッキーが工場の後継者に決まり、俺はA子にとって邪魔な存在となり、肩叩きが始まったのかと思った。
社長は『俺君には期待している』と言ってくれていて、給料も随分と上げて貰えた直後だったから、涙が出るくらいに残念だった。
再び、A子に会って(東十条ジャッキーとA子の)二人の関係を邪魔する事は無いからと、話をしなければ、と、考えたが、これまたA子とは連絡が付かず、VF-NETの居場所検索だけが頼りになってしまっていた。
一緒にカードを作った時のリングネームそのままのA子が、最近、頻繁に利用するゲーセンは渋谷か秋葉原らしかった、その場では恐らく、まだ段位すら不明な東十条ジャッキーとバーチャしているだろう。
大田区から北区の王子までバーチャする為に行くのは、ちょっと尻込みだったが、秋葉原あたりならJRで遠征と言う程の物でもない。


[ 匿名さん ]
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