(3)文大統領家族のうわさ、韓国大統領府は説明責任を果たせ
あの険悪だった第五共和国(1981−88年の全斗煥〈チョン・ドゥファン〉政権)時代、野党議員らは全大統領の弟や兄の越権行為を問題視した。
これに対して当時の権力はそれなりに説明責任を果たし、すでに明らかになった事実関係は一切隠そうとはしなかった。
不正が暴かれても権力がそれをごまかそうとすれば、韓国では国民感情がそれを許さない。
正当な形で問題提起された疑惑について、傍若無人かつ恥知らずな態度でそれを握りつぶし、政権与党がこれを代理で告発するという奇怪な発想は一体どこから来たのだろうか。
これほど裸になった権力もはじめて目にした。
大統領家族の話題が産経新聞のようなメディアで嫌韓・反韓の素材として取り上げられることもプライドが傷つく。
しかし大統領府自ら説明責任さえ果たせばうわさは消える。
今からでも遅くはない。