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👨🏽‍💼 政治家・議員


No.8990084
合計:
#470
米・ハーヴァード大学教授でシュークスピア研究の世界的大家であるスティーブン・グリーンブラット氏の著作『暴君 シェイクスピアの政治学』(岩波新書)より

〈暴君は命令を発するのみで、もちろん自ら手を汚したりはしない。〉
〈ケイドのとんでもない暴言、過ち、あからさまな虚言を冷静な人がすべて指摘したとしても、怒った群衆が黙らせるのは指摘した人のほう〉
〈これらの嘘がしっかり信じられないとしても、ある程度の効果はある。ずっと虚偽を連続して浴びせ続けると、疑い深い人たちは隅に追いやられ、混乱を生み、本来なら起こるはずの抗議の声も生まれないことがある。〉
〈暴君に仕えるのは、暴君と同様に自分のことしか考えない悪党だけだ。〉
〈暴君は正直な忠誠だの、冷静で偏見のない判断だのに興味はない。むしろ追従と確認、そして従順さがほしいのだ。〉
〈いらいらは、シェイクスピアの見立てでは、権力を握った暴君が必ず見せる特質だ。自分がそうしてもらいたいと思うことは、いちいち口にするまでもなく、さっさと実行してもらいたいと思っている。〉
〈暴君には、事実や証拠などどうでもよい。自分が非難しているだけで十分なのだ。誰かが裏切り、嘲り、こちらをスパイしていると王が言えば、そうに違いないのだ。反対する者は嘘つきか愚か者だ。かりに誰かの意見を求めるようなふりをしても、意見など欲しいわけではない。〉
〈暴君が本当に求めているのは忠誠であるが、誠実、名誉、責任を伴う忠誠ではない。暴君が求める忠誠とは、暴君の意見を臆面もなく直ちに承認し、暴君の命令を躊躇なく実行することだ。ワンマンの被害妄想の自己愛的な支配者が、公務員と席をともにして忠誠を求めるとき、国家は危険なことになる。〉


[ 匿名さん ]
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