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風俗店で働く女性や客の間で性感染症クリニックでの診察希望者が急増している。
「池袋、1000人以上がエイズ発症の危機」とうたった週刊誌の記事だった。
都内の風俗店に勤める風俗嬢が、中国籍の男性客から故意にエイズをうつされたと「衝撃の告白」。
同店で他の2人の風俗嬢もエイズ検査で、陽性が確認された。
新型コロナ禍、いまの日本では性感染症が大流行している。
とくに梅毒の感染は急増しており、東京都感染症情報センターが「梅毒患者数が、過去最多を更新した」
梅毒感染の危機感にHIVの恐怖が追い打ちをかけた形で、心当たりのある男女が診療を求めて押しかけているのだ。
HIV研究に尽力する性感染症の第一人者で、「プライベートケアクリニック東京」の尾上泰彦院長が言う。
「8月末ごろから、女性の患者さんが増えています。
多くは性的サービスを提供するお店の従業員。
梅毒を含めた性感染症の検査に加えて、HIV検査を希望しています。
男性もHIV検査を受ける人が増えている印象です」
