そうなると今バブル期に迫る勢いで好調な日経平均株価(実はドル換算にすると以前に既に過去史上最高に達していたが今は円安なので少し下がっている)は一時的に急落、辰巳天井というジンクスがあるので、もって４万円がピークだろう。大正時代における関東大地震の頃を振り返ると地震前、第一次世界大戦による好況はあったもののその後の景気はあまり良くなくて逆に地震からの復興特需で盛り返した。しかし、震災手形や不良債権の問題が浮上し低迷、世界恐慌も相まって第二次世界大戦へと突入。今の情勢に置き換えると中東辺りでドンパチきな臭い動きがみられることと台湾有事のリスクはある意味誰かにとってはチャンス。現代日本は債権国なので国内経済がほんとにヤバい状況になると海外資産(主に米国債)を売却せざるを得なくなるので一時的に超円高になると思われる。しかし、その後も経済が縮小し、ヤバい状況が続くと逆に超円安となるだろう。とにかく日本は昔から災害と戦争に振り回されるのだ。そして、そこには必ずマネーがつきまとっている。
