>>507
番号…し
それは時子のマネージャーからの 電話だった 無事時子は元気な女の赤ちゃんを産んだという。
最近起こっている奥茨城での悲惨な出来事は身重の時子には辛すぎ ましてや兄の死など…もしもお腹の子供に何かあってはいけないと 落ち着いてから時子には話すつもりだった。
時子の旦那やマネージャーなど東京の時子の周りの人達にも時子の耳に入らないように…情報が入らないように注意して欲しいと助川家の人々がお願いしていたのだった。
結局太郎は高子への後追い自殺、豊作は不幸な事故として事件は解決した。しかし豊作の死んでいた牛舎にも血の足跡がついていたがそれは殺処分された乳牛がふみあらしていたので 誰も気づいてなかった。
豊作を見送って 君子は時子の入院する東京の病院へむかった。 かわいらい 女の子だった 君子は女の子だが豊作の生まれかわりだと感じより嬉しい初孫の誕生だった。
時子｢おがあちゃん どうしてもうちの人のご両親がどうしても名前をつけたいと いうから お願いしたんだけど…ごめんね｣
君子｢いいんだよ もう時子は助川家を出たんだから があちゃん達に気をつかわんでいいよ｣
時子｢ありがとう でもね 私の友達…向島電気の時からの優子さんってこの前亡くなったんだけど…わたし名前とかは ご両親には言ってないんだけど…同じ名前で字も同じ 優しい子って書いて 優子(ゆうこ)っていうの どうしてもこの名前がいいんだって …それでちょっと…｣
君子｢時子 あんだこんな時だから 考えすぎてんだよ 偶然だよ いい名前だよ 優子ちゃん ｣
時子｢そうだよね ありがとう｣っと時子は母の顔を見ると今までの不安も消し去り 退院の日になるまでつかの間の幸せな生活を送っていた。
その頃奥茨城村のみねこの元にも時子無事女の子を出産の知らせが届き、進一の異常な成長もとまり 変な言動もその日からぴったりとなくなり 元気な少年になっていた しかしまだ1歳たらずだが 見かけや言動は進と変わらない みねこは進一が今後年相応 に育って言ってくれる事を願い後残りひとつの問題をどうするか考えていた しかしそれを解決したら子帰箱から完全に手を引けることになる…。ピヨピヨ
