誰が彼を動かしたのか？(オーム事件の闇)
08-04 13:29
オーム教団の村井という人は受験勉強がすごく得意な人で大阪大学の理系学部で学んだあと、神戸製鋼に入社。理系エリートとしては典型的な出世パタンと言えましょう。
村井はあるとき、オームに関する書籍を読んで感銘を受け、入信します。やがて教団内におけるサイエンス分野のトップに任命され、化学兵器の開発などを熱心に行います。
で、1995年の春、サリン事件のあと、青山にあった教団事務所前で、ある男に刃物で刺され、翌日亡くなります。
男は「オームを個人的に成敗したい気持ちがすべて、村井でもジョーユーでも、青山弁護士でも、誰でも良かった」と動機を述べました。しかし実際彼は暴力団、右翼団体とも関係があり、誰か他の人間から指示された、という見方が強かった。警察は必死で調べましたが結局、背後関係は明らかになりませんでした。
証拠隠滅のため、アサハラが指示した、という推測もありました。しかし、アサハラならわざわざ大勢の人がいる前でやらず、教団内でこっそりとポアできたはずなので、アサハラ首謀者説は立ち消えました。
裁判はいろんなﾓﾔﾓﾔが残るなか結審し、彼は懲役12年で刑務所に行き、2007年に出所しました。彼は出所後、何の商売をしたのか知りませんがヨットを買えるくらい、資産が増えました。もと殺人犯が商売で成功するのはなかなか難しいと思います。しかし彼はヨットが買えるくらい、裕福になった。そのお金はいったいどこから出てきたのでしょう。
村井の死亡により最も困ったのは警察です。村井はオームが起こしたほとんどの事件に深く関与していたからです。村井の口を封ずることにより得をしたのは誰なのか。
真相は闇の中です。
私は、サリン事件の遺族の中でオームに対する激しい憎悪を抱えた人が男を使って村井をやっつけた可能性もあるなあ、と考えております。あくまでも可能性、ですが。
またまた、どこかの書写しやろwww
