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📖 創作・携帯小説


No.8761805
#35
【相沢悠斗side】

また、知らないうちに移動していた。

椅子に腰をかけ机に突っ伏し、そのまま意識を失っていた。

まるで夢遊病にかかった気分だ。

ふと窓の外を見ると、白みはじめている。

視界の隅に見える置き時計は午前7時2分を表示していた。

自分が生きていることに安堵し、ホッと息を吐く。

ホッとしたのも束の間、ハッと顔を上げた。

慌ててテレビに電源をつける。

並んだ名前を確かめていく。いや、その前に数だ。何人生きている?

9人。杏里が抜けたあと誰も抜けていない。

昨晩人狼は襲撃に失敗したのだ。

悠斗は誠を守っていた。

誠は人狼に狙われたということ。

つまり、一ノ瀬誠が占い師なのだ。


[ 怪盗1412号 ◆Yjg0Nzgx ]
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