ついでに宇宙の生滅
この宇宙の生滅の1サイクルを1大劫と言います。
通常の1サイクルは、全てのものが焼き尽くされる火災で終わりますが、8サイクル目は、火災ではなく水災が起こります。
そして水災が8回目となる時は、水災に変わり風災が起きます。
この風災で宇宙は大規模なリセットが行われます。
この大きな周期を六十四転大劫といいます。
四劫の各期間の長さは20劫です。
20×4=80劫が1大劫
80×8×8=5120劫が六十四転大劫です。
壊劫は地獄の崩壊から始まります。人間界から天界へと進み、七つの太陽が現れ、須弥山をはじめとして、風輪、水輪、金輪などを焼き尽くします。
そして空劫の準備期間が終わると、風が吹き始めます。
風のエネルギーよって世界の創造が始まります。まずは風輪です。やがて凝縮が始まり、微粒子が集まり流れをつくり、水輪が現れます。
そして表面が固まって金輪となり、その中央に須弥山が盛り上がります。
ここまで出来上がるのに1劫の時間がかかります。その後、天の世界が始まり、時間とともに次第に迷いや欲望を持つものが現れ、天から人間へ、そして地獄へと落ちるものまで現れ、また各界が生まれます。
しばらくは各界が維持され、やがて昇華するがごとくに地獄の世界から生き物が消え、また崩壊が始まります。
★1劫は
天女が100年に一度降りてきて、羽衣で軽くひとこすりして、7km立方の石が摩滅しても、まだ余りある時間。
凄いね 如来の悟りは。