爆サイ.com 南関東版

🛩️ 自衛隊・軍事全国


No.11126219
合計:
#25
>>21

“将来の戦場”の最前線を視察

 沖縄本島を後にした《106号》を操縦する飛行班長(3等陸佐)は、天候に恵まれたことで爽快な気分のまま東シナ海を一路、南へ向かったことが容易にイメージできる。

 しかし同時に、高い緊張感が全身に満ちあふれていたことも想像に難くない。

 何しろヘリコプターのキャビンに座る搭乗者(とうじょうしゃ)というのが、約5000名もの隊員を率いる「第8師団長」の坂本雄一(さかもとゆういち)陸将ほか、師団ナンバー3にして師団長の“右腕”たる「幕僚長(ばくりょうちょう)」の1等陸佐、作戦全般を作成する「3(さん)部長」(1等陸佐)、インテリジェンスなどの情報分析責任者「2(に)部長」(2等陸佐)、そして詳細な作戦立案を行うため一番忙しく精力的に働く「防衛班長」(3等陸佐)という、紛れもなく第8師団の“心臓部”そのものであったからだ。

着任会見に臨む陸上自衛隊第8師団の坂本雄一師団長 Ⓒ時事通信社
《106号》の搭乗者たちは、那覇を発ってから1時間24分後、コーラルブルーの海とバリアリーフに囲まれた宮古島と隣接し、宮古島市に含まれる五つの島々(大神〔おおがみ〕島、池間島〔いけまじま〕、伊良部島〔いらぶじま〕、下地島〔しもじしま〕、来間〔くりま〕島)が目に飛び込んできたはずだ。


[ 匿名さん ]
TOP