>>189
尹氏、お久しぶりです。
しかし“無茶ぶり”ですね(笑)
いつの間にか“バカ大の客員教授”に就任していたとは…(笑)。
この本は新潮選書で出てますが、まだ読んでいませんよ。
しかしちょうど今、他スレ『大東亜戦争の敗因』ってところで書き込みしておりますから、タイムリーではあります。
…ただ、今は読書熱が小説に行っちゃってますから。
まあ近所の図書館に置いてありゃ読んでみます。
しかし経済力で大きくアメリカの後塵を拝していたのに、なぜアメリカとの戦争に突入したのか?
興味深いテーマですが、これについちゃ個人的意見はあります。
昔の“右でも左でもなく”や“詠み人知らずの備忘録”でも書いたことですがね。
簡単に言えば、日露戦争でロシア海軍を消滅させた海軍が、自らの規模と権力(予算)の維持のために、新たな仮想敵国を必要としたこと…これが原因ってことになりますか。
海軍は仮想敵国として、ロシアに加えて新たにアメリカ海軍と明記させることに成功した。
こうすりゃ対ロシア戦を想定する陸軍と、予算の取り合いで対等でいられますからね。
そして以後、海軍は日米協調につながる流れを尽く斥ける。
加えて次の戦争が対ソ戦に向かわないように工作した挙げ句、対米戦争に打って出ざるを得なくなったってのが流れですかね。
(対ソ戦なんかやったら陸軍の予算は青天井ですが、海軍の予算は大幅カットでしょうから)
結局、無謀な対米戦争は海軍の省益偏重の方針が積み重ねられた結果ってのが私の結論です…果たして経済学者たちの結論はどんなもんですかね。