>>249
まあ、そういうことだよなあ…。
尹氏には言うまでもないのだけど、とりあえず元自衛官の人も基本としておさえて欲しい用語解説をするよ。
まず“侵略”の外交的定義についてから。
侵略と聞いて何を思いうかべるか。
大抵の日本人は
『侵略とは軍事力で外国の領土を侵し奪うこと』
…こんな答えをしがちだ。しかしこれは間違いだ。
我が国では、侵略って言葉は政治的に弄くり回されてワケがわからなくなってる。
しかし覚えておいて欲しい。
“侵略”ってのは、そもそも英語のaggressionに対応する言葉だからね。
つまり『侵略とは計画的に先制攻撃を実行することである』
…これが国際的な外交用語としての“侵略”の定義だ。
気をつけて欲しいことがある。
どちらが侵略国かを判断するのに、主たる戦場がどちらの国なのかは全く関係ない。
そして領土を奪うかどうかも全然関係ないってことだ。
何度か例に出したが、こういう質問があったとする。
【質問】
『日本政府が在日米軍を排除しようと決意し、自衛隊に命令して各地の在日米軍基地に一斉攻撃をしかけました。
この時の侵略国は日本ですか?それともアメリカですか?』
…上の説明を読んだ人なら簡単にわかるはずだ。
もちろん、この場合の侵略国は日本だ。
じゃあ次はより具体的に。
【質問】
『日米開戦時に戦われていたシナ大陸の戦争について。
この戦争の侵略国は日本ですか?
それともシナですか?
そう考える理由も含めて50文字以内で答えなさい』
これにはどう答えるか?
俺ならこう答えるよ。
『侵略国はシナである。理由はこの戦争が蒋介石の国府軍による計画的な上海攻撃によって開始されたため』
…異論があればどうぞ。