…と、
>>380を書きましたが、また尻切れトンボと御指摘される可能性があるかも…と思い追記します。
“日本政府の公式見解として「自衛隊は軍隊ではない」と発表したことはない”
…この話しですが、要するに日本政府の公式見解としては“国内向けには”自衛隊が軍隊かどうか明言することを避けているってことですよ。
しかし前述したように、国際的には“force=軍隊”なんですから、世界中は自衛隊を“自衛軍”として認識しています。
国際的な公式文章でも自衛隊はforceです。
それを今さら日本国民に「実は自衛隊はforce=軍隊です」と認めようが大した問題ではないと思いがちですが、歴代政府の考えは違うようです。
つまりそれを明言すると、平和ボケした国内世論には刺激が強かろうと、心優しい(?)政府が気を回してくれているんですよ。
そういう優しい(笑)政府が自衛隊の合憲性や地位について問われたら、国内向けにはどう答えるか?
その模範解答がつまり、自衛隊は国際法的に軍隊だけれども、それについて明言することは避けつつ…
『自衛隊は“憲法の規定する戦力”には該当しない(だから合憲)』
ね、これなんですよ。
確かに、現在のマッカーサー偽憲法には、幸い(?)なことに“軍隊の不保持”の条項がありません。
あるのは“戦力の不保持”ですから。
要は自衛隊について憲法論議をするのに、自衛隊が軍隊かどうかには触れる必要がない。これを逆手にとっているんですね。
詭弁ではありますが、これによって日本政府は国民に「自衛隊は軍隊ではアリマセン」とウソをつかずに済んでいる…というオチにもなりますか。