4 恋沼あお（9.22生,2021.3.11Debut,TSミュージック）
一回目「星月夜」
透明感のある可憐な一曲目、スムーズでグルーヴィーな二曲目、スイート＆メロウな三曲目、センチメンタルなベッド、ハッピーで心沸き立つ立ち上がり。魅力的な表情と落ち着いたムード。とてもオシャレな、ワクワクするステージだった。
二回目「クリスマス」
キュートでイノセントな一曲目、ガーリーでブライトな二曲目、ロマンチックなベッド、シルキーでリリカルな立ち上がり。徹頭徹尾可愛い、ほとんど反則なステージだった。何か、ずるい（笑）
三回目「あお太郎」
軽妙でコミカルな一曲目、レイジーでのほほんとした二曲目、サイケデリックでドラッギーなベッド、浮遊するようなドリーミーさの立ち上がり。春野いちじく「いちじく太郎」の恋沼版だが、とにかく素晴らしいパフォーマンスだった。
一曲目で春野のステージが強烈にフラッシュバックして、まず驚きを禁じ得なかった。ベッドでの踊りを見ていると、同じ春野いちじくの名作「Paradise」もこの人なら踊りこなせるだろうと思った。ユニークないちじくワールドを見事に再現していたステージは、立ち上がりでまごう方なき恋沼あおのスタイルへと劇的に昇華されて行った。その見事さと彼女ならではのオリジナルなスタイルを目の当たりにして、不覚にも込み上げてくるものがあった。桃太郎をモチーフにした演目であるから、どう考えても感動で涙腺に来るようなタイプのステージではないのだが、それでも…。いやはや、圧倒されっ放しだった。
四回目「ポーカー」
セクシーでリズミカルな一曲目、シックに決める二曲目、ムーディーなベッド入り、ギャンブラーなベッド中、ウィナーなノリノリの立ち上がり。清々しいくらい趣味性に突っ走るこの人ならではのステージだった。
