この過疎は些かよろしくないな……。
まだあまり構想が固まってないけど、投下してみるか。
次更新はいつになるかわからんから期待しないでね。
「はぁ……」
帰り道。彼と一緒だったのはついさっきまで。家の位置を恨む——遠野の屋敷にもう少し近ければ、それだけ彼と一緒の時間が増えたのに、と。
彼との何気無い会話はまだ脳裏に鮮明に焼きついている。他愛無い会話ではあったが、彼との会話なら忘れられない思い出だ。
「やっぱり私は……」
彼のことが、諦められない。
昔中学生だった頃に、彼女は友達に言われた事があった。
『さつきは少し消極的すぎるって! もっと攻めていかないと、幸せを取り逃がしちゃうよ!』
その時は、笑って誤魔化した。
自分から動くという事が良く解らない——同時に、