爆サイ.com 南関東版

🪓 メルティブラッド攻略・地方


No.630572
合計:
#510
女の子に大切な言葉を伝えるときは、いつだって緊張する。
たとえば、
「君が好きだ」
その一言を言うためにはどれほどの力が必要だろうか。
何日も思い悩み、葛藤し、意を決して彼女に会いに行く。
しかし、彼女の笑顔を見た途端、結局なにも言えなくなってしまう。
そういうことだってあるだろう。
だから、七夜志貴は緊張していた。
今日は、彼女に大切な言葉を伝えるつもりだから。
「——なんて、無様」
小さく息を吐き、震える手で胸を押さえる。
すると手に早鐘を打つような鼓動が伝わってきて、思わず苦笑しそうになる。
本当に緊張しているのだ。もし、思いが伝わらなかったら・・・。
そう考え始めると、足がすくんでしまう。
でも、もう我慢できないのだ。だから七夜は、顔を上げ、そして見る。
彼女の姿を、目の前にいる人はまるで妖精のようだった。艶やかな白く長い髪。
無垢で赤く澄んだ瞳。濡れたような薄桃色の唇。
儚く、抱きしめただけで壊れてしまいそうな華奢な体。
彼の主の白レン。
その彼女を見つめる。彼の視線に気づいたのか、こちらを向き、彼の視線に気づいたのか、
ほおを紅潮させながら、
「な、何見てるのよ」
言ってくる。
それに七夜は震える。そしてまたあの恐


[ 匿名さん ]
TOP