私は行政職の公務員ですけど、行政の仕事を生産性がないと言われるのは心外ですね。
そもそも民営では立ち行かないが、公共性の高い部門に対して、議会制民主主義の過程を経て政策資源を有効に再分配するのが行政の仕事です。民間企業のように利潤や営利を追求する分野とは異なります。利潤が出る分野を行政が担っていたら、それこそ民業圧迫になります。生産性や効率性よりも、公共性・福祉性を重視するのは公務員の仕事内容です。
高岡市職員の給与体系のラスパイレス指数は110前後なので、そんなに貰っているという自覚はないですね。それなりに裕福な生活はしていますけど。
国立社会保障・人口問題研究所の社会保障費用統計によると、平成25年の1人あたりの社会保障給付費は87万円。それに対して年収400万の会社員の納税の内訳は、健康保険料・厚生年金保険料・所得税・諸税等で負担小計が68万円です。
社会保障で享受する行政サービスだけで、年収400万の人が支払う納税総額を上回るので、享受する行政サービスの方が遥かに上回りますよ。
一言でいうなら、貧乏人は大きな顔をするなということです。
