インフレ税は緊縮論者、増税派は反対しますよ。厳密には一時的なコストプッシュインフレによる税収増は甘んじて受け入れますが、通常の穏やかなインフレ、つまり物価上昇に伴い、またそれ以上に賃金も伸びてゆくようなインフレを忌み嫌います。彼らにとって通常のインフレによる税収増はあってはならないのです。現状日本は消費性向の高い貧困層の所得の底上げ、そんな政策でなければまず、デフレから脱却し正常なインフレ経済に戻すことは、ほぼ不可能です、したがって政府による積極的な財政しか手はありません。特に裁量的財政、つまり中小零細、貧困層をターゲティングしたピンポイント財政が最も効果的であるといわれています。労働分配率の高い中小零細を復活させ貧困層の限界消費性向を高めていく、そうすることで日本経済を成長路線へと導きます、労働人口の9割以上が中小零細ですから、まずこれで間違いありません。しかし労働分配率が高くなれば投資家からすれば、それだけリターンが小さくなり、且つインフレで実質の資産価値は目減りします、だから彼らは積極財政に猛反発しデフレ経済を継続させようとします
デフレを継続させるには緊縮財政と増税を標榜するのが一番よい
増税を標榜するにはあたかも国の行く末を憂いて国民感情を操作するのが一番手っ取り早いのです。
