2020年に発表されたミシュランガイド新潟版にも掲載された、人気フランス料理店の運営会社が破産したことがわかりました。
民間の信用調査会社「東京商工リサーチ」によりますと、新潟市北区の「le chene(ル シューヌ)」は2015年に設立。新潟市中央区でフランス料理店「80万人のためのフレンチOV」をオープンしました。
「OV」はコース料理をメインに、オードブルや弁当販売を手掛け、2019年5月期には売上高は1800万円余りを計上。2020年に発表された「ミシュランガイド新潟版」では、星の獲得こそならなかったものの、ミシュランの基準を満たした料理に与えられるミシュランプレートとされました。
一方、新型コロナ禍による外出自粛などで集客が低迷し売上は伸び悩みました。2022年8月で「OV」は閉鎖。その後は飲食店の受託経営や、出張販売などを手掛けていたとみられていますが、2023年5月期の売上高は約700万円に留まりました。
物価高騰の影響もあり、赤字経営を強いられ資金繰りは限界に達し、新潟地裁から破産開始の決定を受けました。
負債総額は約2600万円とみられています。
