母は娘の大好きなドラえもんが容器に描かれたお弁当を買って、自宅に帰宅した。 しかし、いつもは駆け寄ってくる幼い娘は部屋でうつぶせのまま、冷たくなっていた。 娘の好物の納豆巻きを残して家を出たが、それからもう8日が過ぎていた。 なぜ、母は我が子を1人で置き去りにしたままにしていたのか。
3月5日、仙台地裁。自宅に娘(当時2)を放置して死亡させたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた 仙台市青葉区の被告の女性(26)の裁判員裁判の初公判が開かれた。
トレーナーにデニム姿、金髪が毛先に残った髪を一つに束ねて法廷に姿を現し、「放置したつもりはなかった」 と小さな声で起訴内容を否認した。
起訴状によると、被告は昨年6月21日午後8時半ごろから同月30日までの間、施錠し、冷蔵庫でドアを
塞いだ自宅の居間に娘を放置し、低栄養状態下の低体温症と脱水によって死亡させたとされる。