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長野高校野球


No.10267747
合計:
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>>775
中学時代に出会った一人の教師が望夢の人生を変えた。「野球ばっかりじゃなくて、生活面もしっかりしなきゃダメだぞ」。恩師が放ったこの言葉が転機となる。
 「中学の担任の先生が自分としては恩師。中学1年の時は悪い方に行っちゃってた時期があって、それを正してくれた。報告にも行って、『おめでとう』って声をかけてくれました」
 望夢が恩師と語るのは真田中の小山先生。2年から望夢の担任になった。当時のことを懐かしげに振り返る。
 「そんな悪いことをした訳じゃないんですけど、授業中に騒いじゃったりしたもんで…。呼んで、やや強めに話をしました」
 中学で野球部の顧問を務める小山先生。自らも野球人だからこそ、特に望夢を気にかけた。
 「彼は本当に運動能力が高いので、1年生の時からすごいなと思って見ていました」
 中学2年の2学期頃には「本当に変わってきましたね」と成長を実感。3年では「合唱コンクールの指揮者をやるとか、英語スピーチの盛り上げ役をやるとか…1年生の時と比べものにならないぐらい、学校生活もよくやるようになった」と変化が見て取れた。
 25年になるという体育教員人生。「あれだけの運動能力を持ってる生徒は見たことがない」と語る。
 「全校で一番足は速いし、高跳びをやらせても、運動靴で180センチぐらい飛ぶ。バスケやバレーをやったら、その部員よりもうまいみたいな」
 学力については「できる方ではなかった」と苦笑い。それでも「絶対に寝ない、寝た姿を見たことがない」と学校生活でも努力に励む姿を見せた。報告に来た時は「本当にうれしくて」と思い出話に花を咲かせたという。小山先生は最後に照れながら言葉を送った。
 「今、夢の第一歩に踏み入れたところなので、これからが本当の夢に向かっての勝負になってくると思う。望夢くんならできる!」
 恩師からの言葉で望夢は一人の人間として成長した。そして高校で、野球人としても開花する。


[ 匿名さん ]
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