箱根駅伝開催決定 主催の関東学連が正式発表 ただ、社会情勢の変化などによっては大会中止の可能性もあり
11/5(木) 15:01配信
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スポーツ報知
箱根駅伝の開催が決まった
東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)は5日、例年通り来年1月2、3日に第97回箱根駅伝を開催することを発表した。
関東学連はこの日、有吉正博会長(73)の名前で「第97回東京箱根間往復大学駅伝競走の開催について」の文書を発表。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、慎重に協議を重ねた結果、開催を決定したと説明した。
東京教育大(現筑波大)時代に4度、箱根駅伝に出場した経験を持つ有吉会長は開催に向けて、熱く、かつ冷静な思いをつづった。「大正9年(1920年)に第1回大会が開催されて以降、約100年続く箱根駅伝は、太平洋戦争による中断をはさみながらも、駅伝ファンや地域の皆さまに支えられて、第96回大会までたすきをつなげてきました。97回目を迎える今回は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大という未曽有の状況下での開催となります。感染症対策の専門家のアドバイスも踏まえて、様々な対策を取りながら準備を進めて参ります」などと記した。
駅伝ファンに向けては「選手を応援する熱い気持ちは、コース沿道から離れていても届きます。駅伝ファンの皆さまには、今回はテレビなどを通しての応援を頂ければと思います」と呼びかけた。
その上で安全・安心の開催を最優先としている関東学連は「感染の状況、また今後の社会情勢の変化などによっては、大会を中止する可能性もあります」と言及している。