爆サイ.com 甲信越版

🐰 読売ジャイアンツ総合


No.5504198
#209
【緊急連載・巨人に明日はあるか(2)】開幕は5連勝と好スタートを切った。しかし、本拠地で行われた今季初めての広島3連戦(4月11〜13日)で3連敗を喫すると、徐々にチームは疑心暗鬼にとらわれ始めた。

 中井、立岡の開幕1、2番コンビは次第に機能しなくなり、得点力が低下。そして5月10日の阪神戦後、観戦に訪れた親会社の読売トップの渡辺主筆の不満が爆発する。

「ダメなのはあるよ。だって、3人(FA獲得の山口俊、陽岱鋼、森福)いねえじゃねえか。どこがダメか? スカウトに聞いてくれ。見る目がなかったんじゃねえか」

 同主筆は球団運営に直接的に関与はしていないが、この発言をきっかけに読売内部ではFA補強の主導役だった堤GMの責任論が浮上。5月25日の阪神戦から連敗街道に突入すると、親会社による“現場介入”の頻度も増していった。

 象徴的だったのが、クルーズの昇格を巡る混乱だ。攻守に精彩を欠いていた中井に業を煮やした読売首脳が、現場にクルーズの昇格と二塁起用を指示。しかし、当時の一軍外国人枠は、すべて埋まっていた。抑えのカミネロを降格させ「クルーズを使え」との指令に対し、現場は当初、難色を示した。

 最終的には「GM(堤氏)に頭を下げられたら、現場は受け入れるしかない」(チームスタッフ)。6月2日のオリックス戦で指令が強行されると、皮肉にも代役守護神のマシソンが崩れて8連敗。フロントに対する現場の不信感は最高潮に達した。

 現場不介入を貫いてきた堤GMの威信は失墜。スカウト体制の刷新や三軍創設などで剛腕を発揮してきた同GMは、身内に敵も多かった。

 読売首脳周辺には、影響力が低下した堤GMに代わる外部新勢力が台頭。連敗が球団ワーストの13まで伸びる中、GM解任に向けた動きが本格化する。

 6月13日の球団株主総会で堤氏はGMを退く。事実上の解任だった。押し出される格好で、GM特別補佐を務めていた鹿取氏が新GMに就任。

 するとチームは一転して上昇カーブを描き始める。(続く)

 そんな矢先、まさかのトラブルが発覚した。


[ 匿名さん ]
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