15日朝、北海道砂川市のJRの駅構内で、特急列車と除雪車が衝突しました。この事故で、けがをした人はいませんが、JR函館線の一部区間などが運転見合わせとなっています。
15日午前6時ごろ、砂川市のJR豊沼駅の構内で、旭川⇒札幌の特急ライラック2号が除雪車と衝突しました。
JRと警察によりますと、この事故で、除雪車を運転していた80代の男性が体の痛みを訴えているものの、けがはありません。特急列車の乗客27人と乗員3人にけがはありません。
また、午前10時30分現在、JR函館線の岩見沢⇔滝川、根室線の滝川⇔新得が運転見合わせとなっていて、特急列車21本など、合わせて66本の列車が運休になりました。
消防の観測データによりますと、砂川市では、15日午前8時までの24時間で、40センチ近い降雪があり、積雪は52センチに上っています。
JRによりますと、除雪車は、JRが発注したもので、駅構内や踏切など、線路以外の除雪を担当していたということです。
運転していた80代の男性は警察に対し「大雪で、通常の時間に終わらなくて、作業を続けていたら電車が来てしまった」などと話しているということです