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🪓 メルティブラッド攻略・地方


No.630572
#221
>>220
携帯しか環境ない俺には見れなかった…。今だけ実家に帰りたいです。
 
「ふっ…!」
 真正面から、ぶち抜いた。
 消滅した因果に引きずられ、死への通路へ足を踏み入れたアルクェイド。
 目前に志貴、眼前に短刀。足元はもつれ両手は逃げ、その体躯を差し出す絶望風景。
 そんな状況で彼女が取った道は、前進。
 何の迷いもなく、ただ前へ。動作と共に拳を握り、徹底抗戦の構えは完成。
 後は、ただ短刀の切っ先を殴りつけるだけ。
「ふっ…!」
 そうして、真正面からぶち抜いたのだ。
 短刀を粉々に。自身は傷一つ負うことなく、拳で“分からせる”。
 吹き飛ばした。
 振り抜いた拳は、真祖という後押しを持って絶対的。
「……っ!!」
 ならば、どこぞの一般人に打ち負ける道理などありはしない。
 脇腹を、捉える。
 横薙ぎに抜かれた短刀に、下から抉り込んだ拳はまさに弾丸。
 どこに当たろうが、
「カッキーンッ!」
 打ち返されたミサイルのようになるのは、あまらにも必然でしかない。
 浮いた。
 一般常識を無視した一撃は、都合の良い解釈思考を打ち砕いて空へ。
 空中を5・6Mほど滑空し、志貴が落ちる。咄嗟の受け身は見事だが、この展開がまず三流だ。
「夜に私を相手取るだなんて、つまらないわよ?」
 言うアルクェイドの視線は、最早軽蔑。確かな害意と疑問を抱いてレンを見る。
 昼間ならまだしも、夜間のアルクェイドをして敵はない。
 死という概念が、点や線という形で具現化しない。そんな化け物を相手に、殺人鬼は正しく無力。
 志貴の手元に、新たな短刀が現われる。
 そうして受けた打撃による緩慢さもなく、戦闘は再開。
「ふぅん…。あくまで時間稼ぎというわけね」
 その意図に、気が付いた。
「狙いはあくまで志姫なわけ…、いいわ。貴方の魔力と志姫の命、どちらが先に尽きるか見ててあげる」
 そうしてアルクェイドは、志貴を再び吹き飛ばす。
 近いはずの金属音が、遠くに聞こえた。
 
駄文投下逃げ…!


[ 匿名さん ]
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