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🪓 メルティブラッド攻略・地方


No.630572
#511
七夜は考えた。
何を間違えた。最近は彼女の機嫌取りに精を出していた。ほかにも布石は打った。
こうなる要素は全く無かったはずだった。仕方が無い、機会を改めてもう一度話すことにしよう。
「レンこの話は忘れてくれ。ああ、すまないが今日は用事があったんだ。じゃあまた」
逃げたかった。一刻も早くこの場所から離れたかった。でも頭上からすごい速さで氷の塊が落ちてきたから無理な話だった。
「レディーを置いていくなんてマナー違反よ。それに話はまだ終わってないわよ七夜」
レンは氷の下敷きになった七夜をじっと見つめた。
「あなたは私の使い魔なのよ!だからあなたは私の役に立つようなことをしなさい!そして・・・」
レンは体の向きを逆方向に変えて、大きく深呼吸してから、
「わ、私のことだけを考えなさい!他の女にちょっかいなんか出したら駄目なんだから!」
耳まで真っ赤にして言った。これが彼女の本音であり、彼がバイトを始めさせたくない理由だった。
七夜としては口説く気などなかったとしても、いつの間にか口説いてしまっていることがあった。ただそれが許せないだけである。
長い沈黙が続いた、いや1分くらいであろう。
レンはまだ顔を真っ赤にしていた。


[ 匿名さん ]
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