>>445
渡辺「今日はせっかくの海の日なので、海の生物の面白い話で、少しでも“へぇ〜”と思ってもらえればうれしいです。今日お話しするのは、海の生物は実はまだよく分かっていなくて、テレビやインターネットで知られているイメージとちょっと違っているんだということ。私の研究の経験から話していこうと思います。
私は極地研で生物、中でもペンギンを専門に研究しています。何年かに一度は観測船『しらせ』で南極に渡って生態を調べるんですが、陸地や氷の上ならまだしも、ペンギンが海に入ってしまうと何をやっているのか、何が起きているかまったく分からないわけです。そこで登場するのがバイオロギング。背中にセンサーを取り付けて、自由に泳がせてその活動を記録します。今は、スマホを見ればお分かりのように、センサー類もとても小型化し、高性能になりました。GPS、コンパス、加速度センサー、カメラ、ビデオカメラなどなど。そうしたセンサーの技術を、野生動物の研究に活かそうというのがバイオロギングでもあるわけです。
今日私からお話ししたいのは、バイオロギングで分かってきたこととして、ひとつは『マグロは時速100kmで泳がない』ということ、そしてもうひとつが、地球温暖化にもひょっとすると関係しますが『海氷がなくなるとペンギンがどうなるか』ということです。」
まっ、オフショアやればマグロもカジキも全部遅いのがわかる。
おまえらググる知識では無理。