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続く
【〈不妊、血栓症、逆に重症化、5G、磁石…〉“反ワクチン本”のウソを医学的・科学的にしっかり検証】 9/14(火)
「読んではいけない反ワクチン本」 遺伝子改変、不妊、何年か後に副作用…偽情報を徹底検証 から続く
科学的に正しくない記述(4)「ワクチンを打つと不妊になる」
反ワクチン情報で若い世代を特に不安にさせているのが、不妊症や流産についてのものです。
最初に申し上げたいのは、一般的に、ワクチンで不妊や流産が誘発されたという事例は過去、見られないということです。例えば、インフルエンザワクチンは妊婦さんでも打つことが出来ますが、これまで流産の問題が生じたことはありません。
不妊にかんする誤情報は、ファイザー社の元ヴァイス・プレジデントとされている人物がネット上に流した主張がきっかけだったようです。新型コロナワクチン接種によって体内でつくられる抗体が、胎盤にあるシンシチン-1というタンパク質に反応し、胎盤を攻撃する可能性があると主張しました。