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💉 新型コロナ・感染症全国


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 全国的に10代以下の感染者は増加傾向にある。厚生労働省によると、10代以下の新規感染者数は9月7日までの1週間で約1万9600人に上り、新規感染者全体の2割を占める。1週間当たりの人数は2カ月前の14倍だ。児童・生徒の感染原因として部活動やクラブ活動、集団活動が目立ち、子どもから親に感染が広がったとみられるケースもある。

 一方、ワクチン接種はまだ進んでいないのが現状だ。8月31日現在で2回目まで接種を終えたのは65歳以上の高齢者が87・5%であるのに対し、12~19歳は7・5%にとどまり、他の年代と比べても低くなっている。【野原寛史、西本紗保美、石川将来】

 ◇信頼できるサイトで情報確認を

 若年層への新型コロナワクチンの接種について、専門家は有効性と安全性は確立されているとした上で、副反応などが気になる場合は信頼できるサイトなどで確認するよう勧めている。

 医師有志による新型コロナウイルス情報サイト「こびナビ」副代表の池田早希医師(小児科)は「感染力の強いデルタ株が流行し、ワクチン未接種者、特に子どもに感染が広がっている」と指摘する。12歳以上の接種が認められたワクチンの有効性、安全性はファイザー、モデルナ社製とも海外での臨床試験で確認された。池田医師は「有効性は成人と同等だった。腕の痛み、疲労感などの副反応は若い方が出やすいため成人より頻度が高かったが、数日で回復できる程度」と説明する。実用化後に副反応として報告された心筋炎は10万人に数例と確率が低い。「軽視できない病気だが、接種後に報告されているものは軽症でほとんどが回復している」とし、「接種後1週間以内に胸の痛みや息苦しさなどが出た場合は医療機関を受診してほしい」と話す。

 英国では日本や米国などと異なり、子どもの感染者の多くが軽症であることなどを理由に「基礎疾患のない12~15歳のワクチン接種は推奨しない」としている。厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会委員の中野貴司・川崎医科大教授(小児科)は「ワクチンによる予防が基本」とし、「子どもと保護者が適切に判断するために、リスク(危険)とベネフィット(利益)に関する十分な情報提供が必要」と指摘、厚生労働省や関係学会などの情報を参考にするよう呼び掛けている。


[ 匿名さん ]
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