>>109
しょうがないですね。確かにもういいでしょう。
「一億人殺しの幻想」は私の作り話です。
ＧＨＱが実際どうだったのかとか、詳しく調べずに即興で作りましたから、やっぱり穴だらけだったようですね。
もっとも、あえて詳細を詰めなかったという面もありますが。
本当にＧＨＱやマッカーサーを詳しく調べている人なら、この話は議論の余地なく看破したはずなんですよ。
どうやらケイタロウ氏はそうではなかったようで。
彼が自分が持っている本だけを信じ切って、検証をしなかったということの証明でもあります。
ついでにネタばらしすると、ケルスス氏についても半分嘘です。
フルネームをアウレリウス・コルネリウス・ケルススと言いまして、紀元前５０年の古代ローマ人です。
賢者の石を作ったといわれる錬金術師『パラケルスス』の名前の意味、『ケルススを超える者』のケルススです。
ヒトラーには黒魔術、錬金術に傾倒したという、有名な噂がありましてね。
しかも、最近はアニメで『鋼の錬金術師』の中に『パラケルスス』の名前が出てきていますし。
錬金術師と言えばこの名前がパッと思い浮かぶ、というくらい、マニアックな世界ならずとも一般社会では有名な名前なんですよ。
ただ、ケルススは『医学論』（多分、古代ラテン語）という本を書いており、後の医学会に大きな影響を与えたと言われています。
現代「化」学は医学と共にも発展しているので、科学史になくてはならない人物でもあります。
そして、キリスト教の一部の宗派は、イエスの誕生以前の世界というものを認めていません。
そのため、聖書に大きな影響を与えたと考えられるケルススの存在を認めない向きがあるのも事実です。
大体、こんなところですか。
ネットで調べれば分かる情報ですよ。
