夜の街では、換気の悪い室内で、不特定多数を相手に、親密な会話や、それ以上の「濃厚接触」が行われる。しかも一般の飲食店やマッサージ店などと比較しても、不健康な生活習慣の人が利用する割合がより高いと思われる。
特に性風俗店については、サービス内容の過激さゆえにリスクは高いだろう。事実、コロナの脅威が囁かれはじめた2月以降、性風俗店は他の産業に先駆けて閑古鳥が鳴き出したという。
……だが、それゆえに気になることもある。現在の非常事態のなかでもなお、あえて性風俗店に行く猛者は、果たしてどんな人物なのか、という疑問だ。