“道路族”が住宅街で大騒ぎ 注意に逆ギレ「流産しろ!」「引っ越せ!」 近隣トラブル続出
2021/11/29(月) 11:12
ABCニュース より
夜の10時。関西地方の新興住宅街。
自宅前でガーデニングの片付けをしている坂本さん(仮名)。そこへ―
「フェフェフェ~ン」
「キャー」(坂本さん 仮名)
突然、叫びながら坂本さん(仮名)のそばを、駆け抜ける男性。
坂本さん(仮名)の自宅の前に座り込み罵声を浴びせることもありました。さらに別の日には・・・
なぜか男性は坂本さん(仮名)の自宅前で8の字を書くようにバイクで往復。
「は~い」
「佐川急便です~」
坂本さん(仮名)の家へやってきた宅配業者。
その背後に男性・・・そしてどこかにバイクを置いてきたのか、
男性がインターホンに近寄ってきました。
「何か買うたん、何か買うたん?旦那が汗水たらして稼いだお金でまたしょうもないもん買うたん?」
実はこの男性は、坂本さん(仮名)宅の斜め向かいの住民です。
坂本さんに、子どもの道路遊びを注意されたことに腹を立てて、
嫌がらせをするようになったといいます。
男性の嫌がらせは、次第にエスカレート。
坂本さん(仮名)は心療内科に通うまでに追い込まれました。
「山引っ越せや!」(男性)
「嫌です」(坂本さん)
「なんでやねん。普通じゃないと思っているのはあんたらだけ!
なんでここの誰も病気なってないのに自分のところだけ病気になってな」(男性)
「ここでいつも通るとき、車とかでふかすのやめてもらえません?」(坂本さん)
「うっとおしいからや」(男性)
「やめてもらえません?」(坂本さん)
「へぇ~、そら大変やな。なんしかな、世間の常識が外れてんのやったら引っ越したらええやん」
「お前ら一人がわがままするためのもんじゃないんじゃ」(別の男性)
「別にわがままなんてしてないですし」(坂本さん)
今年2月、裁判所は、嫌がらせをしていた男性を含む6人に
約320万円の賠償金の支払いを命じました。
被告側は『原告らは防犯カメラなどで被告らを監視し、威嚇をしていた。
これに対して、抗議・反論をしただけで、違法な行為ではない』などと主張し、控訴しています。