大学1年生、一人暮らしを始めた際の話です。
上京をして親元から離れたことで、性に開放的になるのは誰しも経験があるのではないでしょうか？
僕も1人暮らしを始めたことで堂々と部屋にゲイの友人を呼ぶことのできる安心感、自分を誰も知らない東京という土地に気が大きくなり、積極的に活動を行っていました。
そんな中、ネットで知り合ったのがＦくんと言う小柄な同い年の子でした。お互い自分がゲイであることは認識していましたが、誰にも言えずに悩んでいたこともあり、すぐに意気投合しました。
一緒に新宿二丁目にも行きました。
とはいえ、お互いタイプが違ったこともあり恋愛に発展することは無いことは分かっていました。
それでも、10代の2人が一緒にいればことはおきるものです。
それは僕の方から提案しました。
「俺、男同士でエロい経験をしたことがないんだよね。Ｆくんがよければ一度してみたい」
ムードのかけらもない提案でしたがＦくんはすぐに了承、どうやら同じ気持ちだったようです。
僕の家で、それぞれシャワーを浴びました。
これから始まる初めての男同士の行為に1人で興奮していたのを覚えています。
シャワーからあがってきたＦくんのあれは小柄な身体に比べ、しっかりしたものでした。
初めて直でにぎり、硬くなったものをしごきあうのも初めてです。男同士のキスもここで初めて経験しました。
好きではない相手でもこんなに興奮するものなのか、それなら本当に好きな相手との行為ならどうなってしまうのだろうか…そんなことも考えていました。
結局Ｆくんとはお互い抜きあったところで終わりました。特段決めていたわけではないのですが、本番まではしない、あくまでも男同士でエロい行為をしたい、という共通認識であったように思います。
Ｆくんとはその後も友人関係は続きましたが、Ｆくんに年上の彼氏ができてからは少しづつ疎遠になり、今では連絡先も分からなくなりました。
高校を卒業したての僕に、この世界に一緒に飛び込んでくれ、願いも叶えてくれたＦくんには感謝しています。
今、どこで何をしているのか分かりませんが、幸せなゲイライフを送れていることを願っています。
