10日午後10時ごろ、大阪府と和歌山県の境のJR阪和線で、快速電車がイノシシとみられる動物と接触しました。
阪和線のほか、接続する和歌山線にも遅れが出ました。
JR西日本によりますと午後10時ごろ、阪和線の山中渓と紀伊の間で、天王寺発和歌山行きの下り快速電車が動物と接触し、停車しました。
車両と線路を点検した結果、異常がなかったことから上り線は約15分後に運転を再開し、下り線も約45分後に通常速度での運転を再開しました。
快速電車は4両編成で約130人の乗客がいましたが、乗客乗員ともけがはありませんでした。
JR西日本は、接触した動物はイノシシ1頭とみられるとしています。
この事故で、阪和線は列車10本に最大42分の遅れが出て、乗客約1500人に影響が出ました。
また、和歌山駅で乗客の乗り換えの待ち合わせをするために、和歌山線の和歌山~粉河間の一部列車に、20分の遅れが出ました。