続き
社長はEにXの過去を話した。
社長:Xは学歴こそないけど、最初のころは素直でいい子だった。
家は貧しかったけど、性格はまじめで物覚えも良くて
そういう子だから、すぐにいい旦那さんを見つけて結婚したけど
大震災の後だったかな、地域猫とやらの手伝いを始めたかと思うと
急に動物愛護やら、原発反対、憲法改正反対とか訳の分からない連中の仲間になってしまった。
そんなのだから旦那も愛想つかして離婚していったのだが、昔の記憶があってまじめに仕事して
くれていると思っていたら、このさまじゃ
少年E:そうなんですか、でも人って変わりますよね
社長:そうだな。そういえばXと仲が良かった社員も何人か地域猫の活動をした後、急にうちを止める
と言い出したてな。
数日後取引先のお客さんがヘルスに遊びに行ったら、うちを止めていた子が働いていた
と聞かされたり…早くXを止めさせておけば、不幸な社員を作らずに済んだのに
少年E:社長は優柔不断なところがあります。
社長は会社全体を管理して守る仕事ですよ。
損害を与えそうなものがあったらすぐに排除、又はそうなる前にきちんと対処しないと
社長:年下の君に諭されるとは思わなんだが、その通り
今後も頼むよ
少年E:へ?
社長:名前だけでいいからうちの顧問弁護士になってくれんか
少年F:Eよかったじゃん。受けてやれよ。コンピュータ関連のことがあったら俺手伝うし
少年E:なりたて弁護士なのでどこまでやれるか不安ですが
こうして、少年Eは〇〇の顧問弁護士となった。
一方愛誤BBAは、Xが仕事を止めたことを知るやXに多数の高齢で不要猫の面倒を見るように言った。
X:こんなにたくさん面倒を見るのは無理ですよ
愛誤BBA:Xさん。無理だったら、外に放して地域猫にしちゃえばいいのよ
それに高齢猫だとクラファンに使いやすいの
病気とか怪我をしたからお願いって
お金が集まらないと何もできないでしょう。
仕事ないんだから、こうやって生活費稼ぐしかないの
稼げなかったら、分かっているわね
X:はっ、はい
しかし、Xは愛誤BBAの言う通りの自作自演に躊躇、猫を気づ付けることができなかった。
危険を感じたXは、社長にEを紹介してもらおうと思い駆け込んだ。
続く