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🛩️ 自衛隊・軍事全国


No.3369950
合計:
#36
>>35
“親米保守”が、矛盾した概念というのは理解出来る。
米国はユニークな“人工国家”で、対する我が国は、気づいたら“くに”が自然発生的にそこにあった。
成り立ちが全く違う。

その意味では皇室を崇拝しつつ、我が国を「米国と同じにしようとする」のは、保守派の態度として矛盾だ。

しかし“外交的なつきあい”の範疇で、保守派が米国と親和性を持つことはある。

確認するが、保守派が真に求めるべきは、内では皇室の安寧を日本の平和と安定の柱とし、外を向いては鎖国だ。

問題も多いが、江戸時代の皇室と政治権力とが分離し、封建的地方分権が成立した緩やかな中央支配が理想に“やや近い”か。

しかし外的要因が変化すれば、こちらも富を蓄積して対外的防衛力を高めないと、皇室や国民の安全さえ維持出来ない。

そこでとりあえず、対外貿易で富を蓄積し、先進技術を学ぶ為に鎖国をやめた。
さらにその目的の為、近代国際慣習に則った外交流儀を学ぶ。
その必要から近代革命〜明治維新をやったわけだ。

しかし近代は甘くない。
日清・日露戦争に勝っても、鎖国に戻れるわけもない。

近代とは国家間競争のルールだから、常に国家はその下で競争し続ける。
ルールを破れば、時に戦争の原因になるし、ルールを変えたければ味方になる他国を説得し、自らの陣営に引き込まねばならない。

別陣営と緊張関係は不可避で、同盟国とも利害が完全に一致することは有り得ないから、何らかの対立は残り続ける。
近代を超える、新しい何かが成立するまでは。

そういう世界で生き残る為に“理想としての鎖国”は棚上げすべきだと自分は考える。優先順位は鎖国よりも皇室が上だ。
それを保守では無いと言うなら、それで構わない。


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