葛西紀明がＷ杯へ出発 カズ、北島らと交流し刺激
3/5(火) 17:30配信 日刊スポーツ
W杯終盤に向けて意気込む葛西（撮影・西塚祐司）
華麗なる交流でリフレッシュしたレジェンドが、シーズン終盤を戦い抜く。ノルディックスキー・ジャンプ男子ワールドカップ（W杯）代表の葛西紀明（46＝土屋ホーム）が5日、W杯遠征のため新千歳空港を出発。6日に欧州に向かう。2月中旬から約2週間の一時帰国ではジャンプ練習を行わず、陸トレで調整した。「この時期にこうやって疲れが取れることは今までなかった。ゆっくり休んで新鮮な感じで飛べると思う」と見据えた。
【写真】新千歳空港を出発した葛西
2月26日には天皇、皇后両陛下主催の宮中茶会に招かれた。貴重な機会に「緊張したけど素晴らしい経験だった」。サッカー界のキング、カズ（三浦知良、52）とも再会。競泳で五輪2大会連続2冠の北島康介（36）男子ゴルフの石川遼（27）を含めた4人で記念写真も撮影した。豪華な顔ぶれ同士で会話も楽しみ「良いリフレッシュになった」と気持ちの切り替えになったという。
次戦のW杯はオスロ大会（10日・ノルウェー）だ。現在の今季個人総合順位は36位。上位30人しか出場できない最終戦までは、残り5戦。得意なフライングヒルの2連戦も残ってはいるが「フライングだけという訳にもいかない。（ラージヒルの）オスロもトロンヘイム（16日）も得意なジャンプ台。ポイントを重ねていければ」。13度出場していた世界選手権の代表を逃すなど苦しんだ今季だが、最後はビッグジャンプで意地を見せる。
