中央日報(日本語電子版)によれば、仁川市西区で7月9日(2020年)、「水道水に幼虫がいるのが見える」という苦情が寄せられたことに端を発し、20日の同市の発表では166件もの苦情が寄せられた。さらには京畿道(キョンギド)や始興(シフン)、釜山(プサン)など全国各地で同様の被害が拡大している。一部の学校では給食を中止しているという。
住民からは「シャワーフィルターには、幼虫の死骸があちこちにあった」「妊娠した妻と赤ん坊がこんなに汚れた水を口にして生活していたと考えると、血が逆流しそうだ」などの声が挙がる赤い小さな幼虫。正体は、ユスリカという蚊に似た昆虫で、当局は無害と説明し、水道水市民ネットワークは口に入れても体内で繁殖することはないとしている。