コロナ補助金詐取事件 被告の男 起訴内容認める 富山地裁 1/30
新型コロナウイルス検査の無料化事業で虚偽の申請をして県から補助金をだまし取ったとして
詐欺の罪に問われた男の初公判が３０日、富山地方裁判所で開かれ被告は起訴内容を認めました
起訴状などによりますと
富山市の食品製造会社の前社長、中道博志被告（４９）は別の男と共謀し去年４月から５月に
かけて市内の検査センターでおよそ８５０人分の抗原検査をしたように装い
県から補助金およそ２５５３万円をだまし取ったとされています。
３０日の初公判で中道被告はその通りだと起訴内容を認めました。
検察側は中道被告が部下に対し全従業員に検査を受けさせるよう指示していたとしたうえで
社内からはコンプライアンス上の問題があると提言があったと指摘しました。
中道被告は弁護側から補助金の対象とならない出張検査を社内で行ったことについて問われると
共謀者の言葉をうのみにして本当にできるのか確認せず進めてしまったと答えました。
次回の裁判は、３月８日に開かれます。
