西南部中の１年生の男子生徒が名古屋市のホテルサンルートの14階の窓から飛び降り自殺した。病院に運ばれたがまもなく死亡した。男子生徒はバスケットボール部に所属していたが、遺書には同じ部の男子4人の名前を挙げて、「男子生徒は本当に迷惑ばかりかけてしまったね。これでお荷物が減るからね」と書かれていた。自殺6日前には家族が「部活に迎えに行ったら泣き出した。何かあるのでは」と担任教諭に相談していた。同校では「広い意味でいじめがあったと考える」と一旦いじめの存在を認めたが、その後二転三転した。
男子生徒はクラスでは明るくリーダー的存在だったが、部活内でいじめに遭っていたとされる。強く投げられたボールが取れずに笑われたり、パスをミスして「ウザイ」と言われるなどしていた。仲間はずれにもされており、男子生徒からのパスをわざと取らなかったりもした。男子生徒は学校から帰宅した後、部屋で「まじめで何が悪い。一生懸命やって何が悪い」とよく動きが嫌だで男子生徒が泣いていたという。自殺当日は、部員に前日休んだことを「レギュラーなのにさぼって責任ないね」ととがめられていた。さらにバスケ部では別の生徒が部内での女子からのいじめで退部していたことも発覚。
